cinema(2012)

007 スカイフォール

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『007』シリーズ50周年にして第23作目、ダニエル・クレイグが三度目のボンド役です。冒頭からすごいアクションの連続ですが、タイトル以降は何となくジャスミン嬢のいうとおりショーン・コネリーバージョンに回帰した感じですが往年のファンにはそこがよかったです。内容は観てのお楽しみ!上海、香港それに軍艦島となじみの風景もいっぱいで楽しめました。セクシーさは初代ボンドもなかなかのものと思いますよ。ショックだったのはM(ジュディ・デンチ)のラスト、今後は出てこないのでしょうか?この人がいかにもMI6ぽかったのに・・。ナオミ・ハリスはすごくかっこ良かったがベレニス・マーロウはもったいなっかた。
ウーマン・イン・ブラック
亡霊の館


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怖かった~!心臓が止まるかと思った。『観たら、逃げられない。そのあまりの怖さにイギリスでは苦情が殺到した問題作! 映画の鍵を握る黒衣の女がつぶやくよ・・・』。ハリー・ポッターシリーズのダニエル・ラドクリフ主演作。「19世紀の英国を舞台に描くゴシック・ホラー。、若き弁護士が、遺言書を探すために訪れた洋館で想像を絶する呪いの連鎖に巻き込まれていきます・・・」 全世界で1億ドル以上もの興収を記録したとか。普段、あまりこの手の映画は観ないのですが19世紀のイギリスの風景が良さそうだったので観ました。でも・・
人生の特等席

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『イーストウッド、82歳。このベテランだけが伝えられる人生の景色がある。しわがれ声で語られる、幸せのかたちがある』 やっぱりイーストウッドは最高です。「家庭を顧みず、メジャーリーグ・スカウトマンとして生きてきた父。視力が衰え、目がかすみ始めた彼の最後のスカウトの旅に手を貸したのは、父との間にわだかまりを感じ続けてきたひとり娘のミッキーだった」
妻を亡くし、男手ひとつで育てようとして育てられなかった父娘の旅の最後にそれぞれが見つけた人生の特等席とは・・・。心にしみる名作と思います。
エクスペンダブルズ2

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「エクスペンダブルズ(2010)の続編。自らを『消耗品』と名乗る傭兵集団のもとに、東欧の山岳地帯に墜落した輸送機から積荷のデータボックスを回収してほしいとの依頼が舞い込む。それはごく簡単な仕事に思われたが、しかし・・・」 荒唐無稽と言えばそうだが、何ともスカットします。相手はがんがん撃たれるのにこちらには全く弾が当たりません、すごいですね。シルべスター・スタローンって私より1歳年下の1946年生まれなんです、ビックリ!シュワちゃんは政治家より俳優がいい。日本では作れない映画。
北のカナリアたち

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湊かなえのミステリー「往復書簡」に収められている「二十年後の宿題」を原案に、20年前に起こった“ある事故”の謎、サスペンス仕立てのドラマです。「北海道の小さな島の分校の教師と6人の生徒たち。しかし、一つの事故が・・。全ての人たちを引き裂く、それぞれが後悔や心の傷を抱えたまま過ごしていく。20年後、ある事件を機に先生と生徒たちが再会し、今まで心の奥に凍てついていた"真実"が明かされていく」。吉永小百合ほか若手実力派俳優が集合、心揺さぶられる物語でした。ラストは涙、今年最高かな?
推理作家ポー 最期の5日間

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「世界初の推理作家として有名なエドガー・アラン・ポー。わずか40年(没後160年)でこの世を去った、しかし、死の真相と最期の日々は謎に包まれている。そんな天才作家の最期の日々に、世を震撼させる猟奇的な連続殺人事件が起こる。それは、すべてポーの小説やアイデアをコピーした模倣殺人だった」と言うところから始まります。過激な描写があったりで時には目を背けたくなるようなシーンも出てきますが全体的には面白かったです。ただ、犯人の動機が説得力に欠ける気がします。タイトルの『最後の5日間』は不要です。
ボーン・レガシー

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記憶を失ったスパイ、ジェーソン・ボーンの戦いを描いた3部作を引き継ぎ、その闘いの裏側でも繰り広げられていた、もう1人のスパイの物語をジェレミー・レナー(アベンジャーズ)主演で描いたものです。「CIAの極秘計画『トレッドストーン作戦』によって生み出された最強のスパイ、ジェイソンが起こした一連の事件は、同計画によって生み出されていたもう1人のスパイ、アーロン・クロスを巨大な陰謀に巻き込んでいく・・・」とうもので今までのシリーズが少し顔を出します。組織というものの怖さが相変わらず惹きつけます、それと最後のカーチェイス、これがすごいです。
アベンジャーズ

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「アイアンマン」や「キャプテン・アメリカ」「マイティ・ソー」「ハルク」から各ヒーローが集合するアクション大作です。理屈なしに楽しめます。毎日の仕事に鬱憤がたまっている人はご覧ください。2Dで見ましたがすごい迫力でした。「過去にそれぞれの戦いで心に傷を負っていたヒーロー達が人類史上最大の敵の襲来に備えた『アベンジャーズ』として召集される。しかし彼らは、チームとして戦うことを拒むが…」もちろん最後は共通の敵に立ち向かっていくのです。何となく任侠映画にも通じるものがあります。楽しみましょう。
あなたへ

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高倉健6年ぶりの映画です。「富山刑務所の指導技官・倉島(高倉健)のもとに、亡き妻・洋子が遺した絵手紙が届く。そこには“故郷の海を訪れ、散骨して欲しい”との想いが記されていた。妻の故郷・平戸を目指す中で出会う多くの人々。彼らと心を通わせ、彼らの家族や夫婦の悩みや思いに触れていくうちに蘇る洋子との何気ない日常の記憶の数々。様々な想いを胸に目的の地に、妻洋子のホントの想いとは・・」。いわゆるロードムービーですが健さんの存在感と田中裕子の優しさと脇役人が素晴らしい。優しさが胸にしみます。
星の旅人たち

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『星の旅人』とは、キリスト教三大聖地のひとつサンティアゴ・デ・コンポステーラを訪れる巡礼者のことです。キリストの十二使徒のひとり聖ヤコブ(サンティアゴ)の墓を詣でることが旅の目的であります。話は「巡礼の途中で不慮の事故に遭い、亡くなった息子の遺志を継いで旅に出たアメリカ人トム・エイヴリーと3人の旅仲間の巡礼の物語」です。主演はマーティン・シーン、監督脚本は息子のエミリオ・エステヴェスです。2007年 紹介の『サン・ジャックへの道』も感動作でしたが、今回も映画を見終えた余韻のなかで、自分自身も巡礼をしたくなる作品です。1年後に挑戦しようっと!
ダークナイト ライジング

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クリストファー・ノーラン監督による『バットマン・ビギンズ』から再スタートした新生バットマンシリーズとしては第3作目で三部作完結編となる作品です。「ジョーカーとの死闘から8年…。ハービー・デントの死によって制定された『デント法』の下、ゴッサムには平穏な日々が訪れていた。一方、デントの罪を自ら被り姿を消した“バットマン”は、屋敷に引きこもり隠遁生活をおくっていた。しかし、偽りによって作られた街の平和は、新たなる脅威・ベインによって破られることとなる・・」。3時間近い映画ですが全く飽きません、面白かったぁ~!
アメイジング・スパイダーマン

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『私を離さないで』のアンドリュー・ガーフィールドを主演にシリーズ4作目です。原点に返っています「8歳の時に両親が失踪した高校生のピーター・パーカーは、父親が残した研究ノートを見つける。父の研究パートナーだったコナーズ博士をオズコープ社に訪ねたピーターは、そこで特殊なクモに噛まれて以来、身体に異変が起こり、不思議なパワーを発揮するようにる。その頃、異種間遺伝子交配の研究を完成させたコナーズ博士は、自分の体で人体実験を行い…」。ちょいと気持ち悪いところもありますがまあまあ面白いです。
崖っぷちの男

23
「アバター」のサム・ワーシントン主演で、ある計画のため飛び降り自殺をしようと見せかける男と、その男と対峙する女性刑事の駆け引きを描いたサスペンスです、それなりに面白いのですが何となくご都合主義なところが気になります(ディズニーだから、こんなものか?)。「30億円のダイヤモンドを強奪した罪で収監された元刑事のニックが脱獄。ニューヨーク・ルーズベルトホテル高層階から身を乗り出し飛び降りようとする・・」 あとどんな展開になるのやら・・・。高所恐怖症の人は上からのカメラに腰が引けるかも知れません。
裏切りのサーカス

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『サーカス』とはイギリスの諜報機関、MI6のことです。公式サイトに『観賞前に一読くださいと=展開・複線・結末ー観賞は頭脳作戦になる』とあります、頭フル回転でしっかりと構えてみないと謎が解けません。スパイ小説の大家ジャン・ル・カレが実際に起きた事件を基に執筆した小説を映画化。英国諜報部に潜り込んだソ連の二重スパイをあぶりだそうと奮闘する老スパイの姿を緊張感たっぷりに描いています。主人公ゲイリー・オールドマンの渋い演技が見ものです。写真は「サーカス」の外観となったブライスハウスです。
捜査官X

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金城武が、ある村で起きた強盗殺人事件を追う風変わりな天才捜査官を演じ、一見平凡だが事件に関係する謎の男を演じるドニー・イェンとダブル主演を務めています。奇想天外な発想や推理過程と、ドニー・イェンによるアクションは最高(これがすごい)です。ちょっと刺激が強い映像と、雲南省ののどかな自然・風景とのコントラストも見どころです。
いろんな映画祭にも出品され評判を取っています。人を「信じる」って部分もメッセージにこめられていると思います。すごく面白い映画です。
テルマエ・ロマエ

原作は漫画本、「古代ローマ時代の浴場と、現代日本の風呂をテーマとしたコメディです。入浴文化という共通のキーワードを軸に、現代日本にタイムスリップした古代ローマ人の浴場設計技師が、日本の風呂文化にカルチャーショックを覚え、大真面目なリアクションを返すことによる笑い」を描いています。
笑えますが、ただ、それだけです。日本映画の底の浅さが見えるような気がします。最近はTVでヒットしたものを劇場版にしたり・・・。映画人はもっと考えてもらいたいです。わざわざ映画館に行かなくてもと思ってしまいます。
キラー・エリート

「殺しのエリート?」ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェン、そして大御所ロバート・デ・ニーロという3人の豪華キャストで描く実話を元にした話です。
元SAS(イギリス陸軍特殊部隊)隊員ラノフ・ファインズという人の原作で凄腕の殺し屋と謎の秘密組織(SAS?)の闘ぃをCGやスタント無しでリアルに描いていてワクワクドキドキの映画です。「1981年、オマーン首長の息子達3人を殺した男たちへ復讐をするという高額のミッションが、1年前に殺しから足を洗っていたダニーの元に届く、友を助けるために再び腰を上げる・・」 スカットします。
スーパー・チューズデー 正義を売った日

原作は2004年の民主党大統領予備選に立候補したハワード・ディーンの選挙スタッフだったボー・ウィリモンです、それをジョージ・クルーニーが映画化。「理想に燃える若い政治活動家が、大統領を目指す州知事の姿を通して、現代社会における政治と権力の構図、そしてあらゆる欲望入り混じる人間模様を描き出しています」。政治家に節操がないのはアメリカも日本も全く同じです、権力・欲望のためなら昨日の敵も今日はお仲間ですから・・・。日本の政治家たちに観せた~い! 主演のライアン・ゴズリング(ドライブ)がいいです。
ダーク・シャドウ

ティム・バートン、ジョニー・デップのコンビなら観ないわけにはいいきません。「1752年、コリンズ一家は、アメリカに向けてイギリスのリバプールを出航した。20年後、子供だったバーナーバス(ジョニー・デップ)は裕福な生活を送っていた。プレイボーイの彼は、使用人のアンジェリーク(エヴァ・グリーン)を失恋させるが、実は魔女であった彼女は、バーナーバスをヴァンパイアに変え、生き埋めにしたのだ。それから200年後、バーナーバスは予期せぬきっかけで自分の墓から開放され・・・」 凝りに凝った映像とブラックな笑い満載の血塗られたエンタテインメントです。 ふふふ!
ドライヴ

2011年・第64回カンヌ国際映画祭で監督賞ほかいろんな賞を受賞しています。「昼はハリウッド映画のカースタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手として働く孤高の天才ドライバーが、愛する女性を守るため裏社会を相手に命がけの戦いを繰り広げる姿を描いたクライムサスペンス」です。主演のライアン・ゴズリング(スーパー・チューズデー)とキャリー・マリガン(わたしを離さないで)がいいです、特にキャリーの表情がいい。『静謐さと、バイオレンスが同居した映像世界に圧倒される作品だ』という評がありました。
アーティスト

第84回アカデミー賞(作品賞など五部門を受賞)「1927年映画の都ハリウッドはサイレントからトーキーの時代へ。大スターのジョージは没落し、新人女優のペピーが人気者に。ペピーは愛するジョージのため、秘かに奔走するが・・・」 今の3Dの時代にモノクロ&サイレントの映画を作ったものです。最初は無声映画に何となくなじめないのですが、話が進むにつれてしっかりと馴染んでいる自分に気づきます。主演のジャン・デュジャルダンはクラーク・ゲーブルを思い出しますそれとパルム・ドッグ賞受賞のワンちゃん、最高です。
シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム

第二作目です。敵を追ってフランスからドイツ、そしてスイスへと移動。場所によってアクションのスタイルが変わり、派手に盛り上がって楽しいのですが、知的な謎解きゲームの要素は前作以上に希薄になったのが残念です。原作のシャーロック・ホームズを期待したらはずれです。前作の方がまだシャーロックらしかったです。全く別の物語としてみると面白いです。
ストップモーションの多用や派手なドンパチなど、結構見せてはくれます。ダウニー・Jr.=ホームズのやんちゃで可愛いキャラは果たしてどうでしょうか?。
J・エドガー

クリント・イーストウッドが、米連邦捜査局の初代長官として裏に表に権勢をふるったJ・エドガー・フーバーの生涯を描いた人間ドラマです。「“国防“という名の正義の下、権力者さえも自らの管理下におこうとした彼が生涯をかけて追い求めたものとは?」彼の生き方に焦点を合わせ、さらにホモセクシュアルであったと言われる彼の私生活にも触れられているし、面白いのですが何となく単調な進行と過剰なメイクアップが気になります。しかし、FBIという組織が表舞台に出る裏話など興味深いテーマです。007のM、すごいですね。
ヒューゴの不思議な発明

マーティン・スコセッシ監督の本格ファンタジー、アカデミー賞5部門を受賞。評に『ロンドンとパリで撮影されたスケール感あふれる映像、謎とスリルに満ちた物語は痛快そのもの』とありました。「1930年代のパリ。父を失い、駅の時計台に隠れ住むヒューゴは、亡き父が遺した機械人形の修理に挑んでいる。そんなある日、彼は駅構内でオモチャ屋を営んでいる老人ジョルジュと、彼の養子の少女イザベラと出会う・・・」。監督が『映画の魔法への招待状』と言っています、この映画の真のモチーフは、“映画という夢の発明”です。
はやぶさ 遥かなる帰還

ようやく観ました。『はやぶさ』関係が3本作られましたが渡辺謙が出ているこれにしました。ご存じ「小惑星イトカワから岩石サンプルを持ち帰るという世界初のミッションを成功させ、2010年6月に地球に帰還した小惑星探査機はやぶさ。歴史的偉業に挑んだ人々の姿を、プロジェクトマネージャーと、それを追う女性新聞記者の目を通して描いています」。わかっていることなのにラストは涙します。最後まであきらめない気持ちと日本人の技術(町工場を含めて)の確かさを感じます。帰還した6月13日はKochanのHPの誕生日でした。
TIME (タイム)


全人類の成長が25歳でストップし、人々は通貨の代わりに「時間」を売買する近未来の話です。「科学技術が進歩したことにより老化現象を解決した世界、25歳で生体の成長が止まると余命はあと1年という社会が構築されていた。富裕層は寿命を気にしなくていい(望みさえすれば100年でも若く美しいまま生き長らえることができる)一方、貧しい人々は寿命を延ばすためにあくせく働き続けなければならなかった」 若い二人が時間を取り戻す話です。 いつも人間は不老長寿を求めるのでしょう?マアマアのできです。
サラの鍵

原作は1942年にパリで起きたユダヤ人迫害事件にまつわる悲劇を描いたベストセラー小説。ノーベル平和賞を受賞した劉暁波が獄中で読んでいたことでも注目を集めました。「1942年7月16日のパリ。10歳の少女サラは両親と共に警官に連行される直前に、弟のミシェルを納戸に隠して鍵をかける。『すぐに帰る』と約束をして。しかし、それはフランス警察が1万3千人のユダヤ人を屋内競輪場(ヴェルデイヴ)に収容した一斉検挙だった」ミステリーのような語り口で現在と過去を対比しながら描いています。良質な映画です。
いちご白書

1970年(第23回)カンヌ映画祭で審査員賞を受賞した青春映画の名作です。デジタルリマスター版で甦りました。60年代末から、平和と自由を求めて起きた学生運動、その時代の雰囲気を詰め込んだような作品です。「学園闘争を背景に、女生徒に恋したことで学生運動に身を投じる若者の姿を鮮烈に描いています」また全編に流れるロックの名曲の数々が素晴らしい「サークル・ゲーム」は名曲中の名曲で、クライマックスで学生たちが歌う「平和を我等に」(ジョン・レノン)はグッとくるものがあります。青春そのもの・・。
ドラゴン・タトゥーの女

スウェーデンの猟奇ミステリー『ミレニアム』シリーズ三部作の第一作目をハリウッドでリメイクしたものです。監督がデヴィッド・フィンチャーだけあってややダークではあるものの、極上のミステリーに仕上がっています。主演はダニエル・クレイグですが完全にルーニー・マーラが食っていました。「ジャーナリストのミカエルは、ある財閥から、40年前に失踪した兄の孫娘の行方を探ってほしいと頼まれる。その失踪に連続猟奇殺人事件が関係していると気づいた彼は、顔にピアスを付け、ドラゴンの入れ墨をした天才ハッカー、リスベットの協力を得て・・・」
宇宙人ポール

かまたみのるブログ「八ヶ岳山麓日記」の鎌田劇場で『これは絶対におすすめの映画』と紹介されていました。素敵な宇宙人といかれた地球人がドタバタを繰り広げる。大笑いしながらも最後はグッとくるという映画です。「60年前に地球にやってきたエイリアンは、アメリカの秘密基地に拘束され、地球人に利用されていた。そこを逃げ出したエイリアンはふるさとに帰ろうと頑張る」 だめなSF作家とイラストレーターの二人にキリスト教原理主義者、世間を知らない女性、60年前の話を信じてもらえないおばあちゃんなど・・が出てきます。
ALWAYS 三丁目の夕日’64

『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ第3弾です。昭和39年、東京オリンピックの年で私が高校を出て東京にいた頃の話。「東京・夕日町では、小説家の茶川竜之介・ヒロミ夫婦に子供ができ、小さな整備工場だった鈴木オートも順調に事業を拡大し人々の生活も落ち着いている・・・」 何ともまあ、こんな映画を観たら心が洗われます。古~い人間かもしれませんが、みんなが一所懸命に生きていた時代(今がそうじゃないということではありません)、女性たちの『優しさ』と『気品』が光ります。何回泣いたことか、笑って泣ける映画です
リアル・スティール
昨年見逃していた映画です、舞台は近未来(2020年)。さすがスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めただけあってすごく面白く仕上がっています。「ヒュー・ジャックマン扮する人生に挫折した男とその息子がオンボロロボットと出会い、ロボット格闘技に参戦する過程で希望を取り戻していく姿を描いています」 何と言っても男の子がいいです。単純な話でも観ている方はすごくエキサイトします、まさにハリウッド映画です。オープニングの音楽もなかなかのものです。単なるロボット映画ではありません、ロッキーを思いました。
東京オアシス

『かもめ食堂』『めがね』などでゆっくりとした人間関係を見つめてきたスタッフ・キャストで作った映画ということでかなり期待してみましたが正直言って期待はずれでした。あまりにも何も起きなさすぎです、ただ、観終って感じるものはあります。「東京で生きる人々の姿を描く人間ドラマ。女優のヒロインが行く先々で出会う人々。深夜の高速を車で走る男、映画館で働く女性、動物園にアルバイトの面接に来た女性など、どこか別の場所を求めてさまよう人々の姿」をつづっています。ちょっとしか出ないもたいまさこの存在感はすごい!
ニューイヤーズ・イブ

もちろん、ニューイヤーズ・イブとは大晦日「それは新しい1年を迎えるべく人々が慌しく過ごす1日。その日、世界中で最もきらびやかな街となるであろうニューヨーク。そこで、死期が迫った病人とその看護師、1年前に出会った女性が忘れられない男、偶然再会した元カップルなど、8組の男女の運命が展開する」。 とってもほんわかする心温まる映画です。いろんなことがあった一年、愛と勇気をもらいます。出演者もロバート・デ・ニーロ/ヒラリー・スワンク/ハル・ベリーをはじめ豪華キャストが集結しています。ニューヨークの街も素敵です。
ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル
シリーズの前作から5年ぶりとなる第4作です。「クレムリンで爆破事件が発生。諜報組織IMFに所属する、イーサン・ハント率いるチームが事件への関与を疑われ、IMFは閉鎖されてしまう。本当の黒幕を突き止めて濡れ衣を晴らすべく、遂行不可能と思われるミッションをこなすことに…」。トム・クルーズが50歳という年齢には見えません、特にドバイにある世界一高い超高層ビル ブルジュ・ハファ(828m)での生身のアクションシーンは見物です。BMWが活躍しますが、スクラップになったりでもったいないです。007を彷彿させます