CINEMA(2026)



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嵐が丘

8(872)
これまで(100年以上にわたり35回以上)映像化されてきたエミリー・ブロンテの名作小説『嵐が丘』。あまりに激しく狂気的な愛、原作を読み白黒映画を観たのは50年以上前のこと、懐かしい。「ヨークシャー地方の高台『嵐が丘』にたたずむアーンショウ家の屋敷。令嬢キャサリンは、屋敷に引き取られた孤児ヒースクリフと幼い頃から心を通い合わせていた。やがあて二人は強くひかれ、愛し合うようになるが、身分の違いや時代の渦に翻弄され、予期せぬ運命をたどる。永遠を誓った愛は狂気の復讐へと変貌を遂げ、多くの悲劇を巻き起こしていく。」。原作(詳細は忘れている)とは違う部分もあるようだが現代風に描くとこうなんだろうな。やはり名作には重みがある。
旅の終わりのたからもの

7(871)
ソ連から非社会主義政権へと移行してまだ間もない1991年のポーランドが舞台。「ジャーナリストでニューヨーク育ちの女性が、自らのルーツを知ろうとホロコーストを生き延びた父と共にポーランドを訪れ、少しずつ明かされる家族の過酷な記憶に触れていく。」。ラスト近くにアウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所を訪れるシーンは圧巻、今は一般の人も見学できるようだが画面を見ているだけで怖くなる。『紛争の絶えない現実の中で、戦争を知らない世代にホロコーストをどう伝えるのか、それはとても難しい。頭でっかちでもなく、悲劇そのものを見せるわけでもなく、アウシュビッツを見渡すシーン、それだけで多くのことが語られているように感じる。』とあった。
世界一不運なお針子の人生最悪な1日
6(870)
スイスの美しい田舎町、針と糸の力で自らの運命を切り開いていく一風変わったお裁縫クライムサスペンス。「針子をしているバーバラは、母を亡くし譲り受けた“喋る刺繍”のお店は倒産寸前。ある日、常連客との約束に遅刻した上、ミスをして激怒させてしまう。店に戻る途中、麻薬取引の現場に遭遇する。売人の男たちは血まみれで倒れ、道には破れた白い粉入りの紙袋、拳銃そして大金の入ったトランク。<完全犯罪(横取り)><通報><見て見ぬふり>の運命の三択がバーバラの頭をよぎる。」。人生に最大のピンチの時三つの選択、彼女はどれを選ぶか?第4は?。『針糸は縫うものではないのだな』、こんな感じの映画は珍しい、それなりに面白かった。
プラハの春
不屈のラジオ報道


5(869)
チェコスロバキアで起こった民主化運動『プラハの春』で、市民に真実を伝え続けたラジオ局員たちの奮闘。「1968年、ソ連の支配下にあったチェコスロバキアで民主化の機運が高まる中、国営ラジオ局の国際報道部は検閲に抵抗し自由な報道をしていた。技術者トマーシュは、学生運動に参加する弟を守るため、報道部を監視するスパイとして異動させられる。しかし局員たちの姿勢と、真実を伝えるラジオの力に魅せられ彼らと共に戦うことを決意する。」。現代にも通じる『言論の自由』と『国家の圧力』をテーマにした見ごたえのある映画。“私たちが目にしている情報は真実なのか?自分の頭で考え、意見はできるのか?”劇中で『今、私は自分の言葉で話しています』と。
ワーキングマン

4(868)
『ビーキーパー』と同じデビッド・エアーが監督を務め、シルベスター・スタローンが製作・共同脚本として参加。前作よりこちらが面白かった。「元特殊部隊員のレヴォン(ジェイソン・ステイサム)は、平穏な生活を選び、現場監督として働いていた。質素な生活を送り、娘の良き父親になりたいと願っていたが、恩人である建設現場の上司の娘ジェニーが攫われてしまう。彼は行方不明のジェニーを捜すうちに、人身売買を生業とする凶悪な犯罪組織の存在を突き止め、封印していた特殊部隊のスキルを発動する…。」。単純なストーリーで何も考えなくて観られるところがいい。敵役がロシアンマフィアだし、ステイサムの映画はやはりスカッとする。
チャップリン

3(867)
「数々の名作、プライベートフィルム、インタビューなどの映像とともに、“放浪紳士”のルーツを探るべく、息子マイケルが関係者やゆかりのある場所を訪ね歩く。 偉大過ぎる人を父に持ったマイケルの苦悩。壮絶な幼少期から家族と過ごした時間まで、チャップリンの波乱に満ちた人生を辿る。」というもの。懐かしの映像と共にチャップリンの人となり、また家族の悩みなどがよくわかる。若いころチャップリンの映画はただ面白だけと思って観ていたけど、こんなに深い意味があっとは読めなかった。ユダヤ人や共産主義者のレッテルを張られアメリカ(権力)から追われたのは、偉大過ぎたのだろう。今の世界(日本も含め)はあの頃から一歩も進歩していないどころか逆行している。
SPIRIT WORLD
スピリットワールド

2(866)
カトリーヌ・ドヌーブが主演、竹野内豊、堺正章、風吹ジュンらが出演、迷える大人たちの希望と再生を描いたファンタジードラマ。何と、ドヌーブ82歳。「父であるユウゾウの死をきっかけに高崎を訪れたハヤトは、離婚した母に思い出のサーフボードを届けてほしいという父の遺言と、フランス人歌手クレアのコンサートチケットを見つけた。しかし、その翌日クレアの突然の死を知る。父の遺言を果たすため、母を捜す旅に出るハヤト。一方、死後の世界で彷徨うクレアは、ユウゾウと出会い、見えない存在としてハヤトの旅路を見守ることになる。」。“スピリットワールド”とは霊的な存在が住むと言われる架空の場所とのこと。会話が少なく話は淡々と進む、観る者がじっくりと味わう映画。
シャドウズ・エッジ

1(865)
71歳のジャッキー・チェンが主演を務め、追跡のエキスパートが率いる警察とサイバー犯罪集団の戦いを描いたバトルアクション。久しぶりにジャッキーをみたが結構面白かった、香港映画らしい。「マカオで、サイバー犯罪集団による巧妙な強奪事件が続発。監視システムも乗っ取られ捜査に行き詰まった警察は、すでに現役を退いた追跡のエキスパート・黄徳忠(ジャッキー)に協力を依頼。警察の若き精鋭たちとチームを組み、『影』と呼ばれる元暗殺者が率いるサイバー犯罪集団を追うことに。」。カンフー寄りでなく痛快なアクション映画として素晴らしい仕上がりでよかった。サイバー犯罪って実際こうなんだろうなと怖くなった。

2026年cinema  ランキング 
 1 位 嵐が丘
 2 位 旅の終わりのたからもの
 3 位 プラハの春 不屈のラジオ報道
 4 位 ワーキングマン
 5 位 世界一不運なお針子の人生最悪な1日
 6 位 SPIRIT WORLD スピリットワールド
 7 位 シャドウズ・エッジ
   チャップリン
※はデジタル・リマスター版として再上映されたものでランキングから外しています。
 同様にネット配信やDVDで観たものやドキュメンタリーも外しています。