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むか〜し・むか〜し・筑前の里、飯塚の宿場に《松とおよね》という夫婦がおったそうな。二人は近所でも評判の働き者で、毎日毎日畑に出ては一所懸命野菜を育てていたそうな・・・。（そんなる晩のこと）
松：およね、でー根も大ぎぐなったことだし、明日にはひっご抜いて宿場に売りに行くべー！
およね：そんだねーもう大きくなったかねー、そんだら、今日は早よー寝て、明日は畑さ行くべー
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松：おーそうすべ・そうすべー
グースー・ガー・グルグルグルピー
明日を楽しみに早寝した二人でしたが、なんと草木も眠る丑三つ時、とんでもないことが起きました。
夜半から降り出した雨が明け方には雷も伴って、集中豪雨となり、川が氾濫して飯塚宿場は水浸しになってしまったそうな。
辰の刻に冷蔵庫の（ビー）という警告音に目が覚めた松はびっくり、あっという間に床上浸水ベッドのとこまで水が来たそうな。
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あわてて、デジカメ・携帯片手に裏山へ逃げたそうな。
昼近くになってやっと水が退き、家に戻った（松とおよね）は呆然・・・。
月賦で買ったばかりのリヤかカーも流されていたそうな。
一息ついて畑が心配なった松、肥たご担いで畑に一目さん・・・。
松：なんだ、こりゃー畑めちゃくちゃでねーか・おりゃーもうダメだ。生きでいげねー、お先真っ暗になってまった。どう、すべーか・・・。
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（およね、お日様登場）
およね：あんだー、なにやってんだー落ち込んでもなーんもなんねー。怪我もなぐて助かったんだがら、お天道様に感謝しなぐちゃーなんねー。ほんで・もう一度頑張って米も野菜もたーくさん作るんだー、ほんで、いっぱい商いするんだー。
松：そんだなー、家も畑もつぶれたけど命は助かったもんなー。よーし、そんだらもう一回踏ん張って、畑耕してみっかー。家も壊れたし、また住宅金融公庫の３０年ローン組んで建てるぺー、今度は鉄筋コンクリート作りにしてみっか！ |
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やっぺ、やっぺ、お天道様も応援してくれるし。
よーし、種まきすっぺ・・。
そんだ！みんなに手伝ってもらえば、はえーな。
村のみんなーやっぺーやっぺー。
全員ステージ横より登場
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（座頭市風に「ざ・ピース」を踊り出す村人たち。 |
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あおぞらさん：あいさつ。
「○○支社長、本日は私たち飯塚局のためにお越し頂き誠に有り難うございました。
７月１９日の災害からいろいろと予期せぬ出来事が続いていますが、地域の皆さまのご期待に添えますよう、全職員一丸となって取り組んで参ります。今後ともご支援のほどよろしくお願いします」 |
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耕せ・実らせ・みんなの力で！
更に躍進・飯塚郵便局！
オ〜！ |
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