立山・剱岳(北アルプス)
Part2:剱岳

Part2はいよいよ剱岳です。剱岳は北アルプスの中でも最も峻険な山として知られ、一般登山者が登る山の中では最も危険な山とされています。さあ、いよいよ挑戦です。
(詳細コースは
「剣岳別山尾根ルート・安全登山マップ」を覧下さい)。
剣山荘を午前4時45分出発、頂上まで3時間40分かかりました。頂上で朝食の弁当を食べて(30分)下山、登り以上に気を遣いながら登りとほぼ同じ時間をかけて下りました。
剣山荘で昼食をして雷鳥平の雷鳥ヒュッテまで3時間25分で到着、朝食・昼食の時間を含んで12時間を超えましたが、皆さんよく頑張りました。感涙の登山でした!

準備運動を終えて出発(4:43:32) 30分もすると明るくなってきた
 トリカブト(藤岡さん提供)

稜線に出ると傾斜が急になります
(この後、引き返すという人もいまし
たが最後まで頑張りました)

一服剱からの前剱


稜線を超えてガスが流れ込んでいます
前剱への上り


まだ、元気な様子です
   
だんだんと険しくなる


岩場でなくても気は抜けません
少し平らなところでホット一息


ようやく正面に剱岳が見えた
怖々橋を渡ります(過去に死亡事故があったとか)
橋を渡ったら岩のトラバースです 緊張しながら鎖を掴んでいます
今度は下ります 劔岳はなかなか近づいてきません


鎖場でなくても浮き石に注意です
岩の間に雪渓が(もちろんこれは登りません)
振り返ると立山(左から富士ノ折立、大汝山、雄山) こちらは大日連山
だいぶ近づいたようですが これから先が大変なのです


へばりついたらダメですよ
平蔵の頭への登り


また下りです
みんな座り込んでいます
下った後はものすごい登り


恐くて足の置き場がみつかりません
カニのたてばいの始まり


後続部隊も慎重にゆっくりと登ってきます
なかなかバランスのいい登攀をしています


いい景色ですが、見る余裕がない?
(室堂の向こうに薬師岳が見えます)
もうちょいと、頑張ろう〜
ここまで来たら頂上間近です ついにやりました剱岳頂上(2998m)8:34:26
(思わず涙が出ました)
剣岳点の記(藤岡さん提供:右も同じ)) 皆さん満足です
北方稜線(右)
この先キケン一般登山者は入らないでください
八ツ峰方向
朝食を済ませてスリング・カラビナを着用 上りより下りが事故が多いのです(昨日も起きたとか)
カニのよこばいの始まりです もぅ〜、生きた心地がしない?


足場をしっかり確保しながら
(下を見ると恐いです)
90度近いハシゴ段です
ハシゴが苦手な人もいます ハシゴから鎖と続いています


鎖場でなくても歩行注意です
スリングでしっかりと確保しながら下ります


ガスも出てきたので雷鳥が心配そうに見ています
まだまだ鎖場は続きます
花の終わったチングルマ(ミヤマシタニイソウ) ガスが晴れるとカールが見えます
上りとは違う道を下っています あと一息で前剱を下り終えます
目の前に一服剱が見えてきた 一服剱の頂上(2618m)でホッ!
剣山荘が見えたでよ ようやく下りてきました(12:51:52)


35分の昼食後、名残を惜しんで下山です
カメラマンも写してもらいました
三田平へは行かず剱御前小舎を目指します 雪渓にかかる頃から雨が降り出した
剱御前小舎にて 雷鳥沢へ下ります(右のガスはドライアイス?)
下の白い建物が雷鳥沢ヒュッテです 着きました(17:02:46)左斜面を下りてきました
(雷鳴がとどろいたためラストスパートのすごかったこと)
やり遂げた満足感と温泉入浴で、皆さん幸せです 翌朝、別山乗越方面をバックに
雷鳥沢ヒュッテ(温泉が良かった) 今から室堂に向かいます
地獄谷経由です 活発に吹いていました
有毒ガス(?)にまかれながらの記念撮影 急いで過ぎましょう


山小屋への荷揚げのヘリコプターです
奥大日岳をバックに急坂を上ります
間もなくです(みくりが池温泉から) 富山方面は晴れています
立山玉殿の湧水(室堂バスターミナル前)  室堂バスターミナルともお別れです


弥陀ケ原と大熊山
称名滝(落差日本一 350m)


ケーブルカー美女平駅

この後越中八尾へ向かいます
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立山杉


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