参拝の仕方 
①山門にて脱帽し(菅笠は除く)一礼(山門までお迎えくださり、帰るときは見送ってくださる仏様へのお礼)
②鐘をつくときはお参りの前につく(出鐘は縁起が悪い:出る金より入る金の方がいい)
③手水をつかって身を浄める
④本堂にて灯明(蝋燭1本)お線香(3本)を(後の人のために)蝋燭は上段奥、お線香は真ん中からあげる
  (蝋燭は心の灯す知恵、線香は仏様の好きな香り)
⑤お賽銭、納札を納める、鐘がある場合打つ
⑥お勤めは脇により念珠をすり、合掌してお経(般若心経)を唱える
⑦大師堂でも同じようにお参りをする
⑧納経所で納経帳にご朱印をいただく
⑨お寺を出るとき山門で一礼する
  『お線香は なぜ3本立てるのか?幾通りかの説明があります。
   ・弘法大師様へ1本、ご先祖様へ1本、本人のために1本。
   ・弘法大師様へ1本、大日如来様へ1本、ご先祖様へ1本。
   ・仏法僧に帰依(きえ)を意味して3本。
   ※ 帰依(意味:拠り所にする・神仏を信頼して尊び教えに心から従うこと)
   ※ 仏法僧・・・仏=仏 法=仏の説いた法と(のりと) 僧=仏法を行ずる僧または教団宣
   ・現在・過去・未来に各1本。
  総合的に、3本の線香を供えるのは大日如来や弘法大師、当家先祖の各々に供えるという



巡拝用佛品 
白衣(びゃくえ) 上着(背文字入り 袖付き サイズ(M) 3300円
輪袈裟  文字入り 紫 1280円
菅笠 文字入り 小 (笠フットとセット) 2180円
金剛杖 杖は遍路をお導きくださる弘法大師の化身とも言われる (現地調達)  1728円
納経帳 小 (線描画入り) 紫 2100円
お遍路手帳 遍路・寺院の基本情報や記録帳として便利       (定価880円) 750円
その他 線香 蝋燭  菅笠用ビニールカバー 輪袈裟用ビニールカバー 600円

 
菅笠 白衣 四国遍路ひとり歩き(解説書・地図) 
輪袈裟 お遍路手帳 納札 納経帳 スケジュール表
パソコン(マウス)
  このえこるの靴で1200k歩く予定です(もつかな?)



お遍路の宿 
有料の宿
 ホテル 旅館 民宿 遍路宿 宿坊 ゲストハウス(バックパッカーズホテル)
無料の宿
 善根宿 通夜堂 野宿 



お遍路参りの用語

弘法大師(空海)
(お大師様)

西暦816年に四国八十八ヶ所霊場を開創した人。42歳(厄年)の時に自身の修行の場であった四国にて、国の安泰・人々の災難を除き繁栄を願い開いたのが四国霊場。

同行二人

巡礼者はいつも弘法大師と共に行動をしている、弘法大師がいつも一緒にいて護ってくれるという意味。

札所

遍路が巡礼する八十八の寺。昔巡礼者がお寺に「お札」を打ちつけたことに由来。

番外札所
(別格二十ヶ寺)

八十八箇所以外で弘法大師にゆかりのある寺。20箇所ある、八十八カ所とあわせて人間の煩悩の百八になる。
本堂 ご本尊を祀る寺の中心となるお堂。
大師堂 弘法大師が祀られているお堂。
納札 札所などにお参りし納経した証に納める札。札には名前と住所を記入。
ご朱印 納経帳や掛け軸、白衣(棺に入れると成仏する)などに墨書し納経印を押したもの。
お接待 地元の方々がわが身に変わってお勤めをしていただいていることに対してのおもてなし。

打つ

お遍路が札所を巡拝することを「打つ」と言う。昔木製や金属製の札を本堂や大師堂の柱や長押に打ち付けた納札の慣習が由来。

順打ち

一番札所から二番、三番… 十五番札所から十六、十七… というように、小さい番号から大きい番号へ順番に巡拝する、時計回で四国参りすること。

逆打ち

順打ちとは逆、八十八、八十七、八十六… というように、大きい番号から小さい番号へ巡拝する、反時計回りで四国参りすること。閏年に逆打ちをすると功徳がある、順打ちの三倍のご利益がある、などと言われている。
打戻り 来た道を戻る事。27、38、45番札所など。
打ち止め その日の巡拝を終えること

通し打ち

八十八箇所の四国参りを一回でやりきること。

区切り打ち

八十八箇所の四国参りを何回かに分けてやる事。普段仕事をしている社会人が休日だけ巡拝したり、通し打ちの予定が途中で体調を崩し、1度自宅に帰り療養してから再開する場合など。

結願(けちがん)

四国八十八箇所全ての巡拝が終る事。満願とも言う。
お礼参り 全札所を巡拝した後に、打ち始めの札所に戻ること。




巡拝を終えて 
実質、39日間で1175.2kを歩いたことになるがスペインと比べて、四国の道は辛く長かった。
また、ルートがいくつか別れていること、肝心なところに目印がなかったり、地図が北を上にしてないためにわかりにくく最初は特に道に迷うことが多かった。
ただ、一人旅がゆえに人とのふれ合いに涙し、情けに助けられたことがこの旅の収穫でした。
四国の道を歩くことは、お参りも大事ですがきつく長い道を歩くことにホントの修行の意味があるように感じました。宗教にとらわれない(クリスチャンの方もいっぱいいました)。お遍路宿『びざん』のご主人から「四国歩き遍路の神髄、一神教と異なる循環(輪廻転生)遍路を満喫されたことと思います」とメールをもらいましたが、この言葉につきるような気がします。
この間、皆さんの応援や熊本からのいろんな助けもありました。
自分ひとりでは、強がっても人の助け無しでは生きていけません。たくさんの応援有り難うございました。
また、歩ける体に育ててくれた両親に感謝です。
               (右の納札は私とスーザンのものです)
『連山』掲載:四国霊場八十八カ所・ひとり歩き(クリックしてください)

スーザン in 熊本 (11/21~23) (クリックしてください) 

『郵退連』掲載:四国巡礼の旅
(クリックしてください)


 
御朱印(納経や参拝の証)        
一番霊山寺(打ち始め)御朱印2個 八十八番大窪寺(結願) 一番霊山寺(お礼)

熊本の仲間からのお祝い!(感謝、感謝です)


報告会の時
西嶋さん、清川さん

マミィと新ちゃんから
頂いたお花

小林さんから頂いた花束


古澤さんから頂いたタペストリー


巡拝の費用(巡拝用佛品を除く) 
旅費 (往き)JR 熊本~板東
(帰り)JR 板東~熊本
19,620円
19,040円
レンタルWi-Fi 42日分 5,567円
巡拝費用 宿代・昼食・飲み物・薬代他諸々 348,936円
納経費用 300×91ヶ時 27,300円
   計 420,463円